日本女子パラアイスホッケー

ルール上の違いは殆どありませんが、
使用する道具が異なります。

健常のアイスホッケーは１本の長いスティックを使いますが、パラアイスホッケーは写真のように短い２本のスティックを使います。スティックの先端（ブレードと呼ばれる刀状のパックを打つ部分とは逆の端）にピックと呼ばれるギザギザの金具が取り付けられてあり、ピックで氷をかいて氷上を進みます。

 

立って足に履くスケート靴の代わりに、スレッジと呼ばれる金属製のそりに座ります。写真のように、スレッジの裏側にはスケートと同じ金属製の刃が２枚取り付けられています。

この２枚の刃の感覚を広くすると左右のバランスが安定し、氷上で倒れにくくなります。感覚を狭くするとバランスを取るのが難しくなりますが、鋭いターンが出来るようになります。

ユニフォームの下に身につける防具は健常のアイスホッケーと同じです。コンタクトスポーツであり、氷上でかなりのスピードが出せるパラアイスホッケーは、健常のアイスホッケーと同様に、防具を身につけることで、選手のケガを防ぎ、安全を守る配慮がされています。

写真は、スレッジとスティック、そしてヘルメットとグローブが写っています。